第1回SST開催

◆4月28日(月)第1回SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)実施

昨年度に引き続き、北海道教育大学函館校准教授の本田真大先生を講師に、年4回実施します。

多様性に開かれた人間関係づくりとしての意義として、本田先生からのお言葉をそのまま引用いたします。

「本校のソーシャルスキル教育では、国籍や文化等の多様性への理解が求められる現代及び将来の社会に向けて、型通りの言い方を練習するのではなく相手の内面を推測しながら自己主張する練習を行う。
この活動では行動(紙をちぎる)の背後にある各自のイメージをいかに読み取り、自分と違ったときに相手(自分より前に作った人)に合わせて自分の行動を変えるか、が重要となる。コミュニケーションにおいては一見理解しがたい行動であっても、その人なりの考えや感情、願いがある。その部分を分かろうとすることは表面的な行動だけを見て関わらないようにする(関係を断つ、排除する)行動や、相手の性格を決めつける行為(「あの人はどうせ〇〇だから」と考える)とは両立しにくい。このような「相手の思いや感情を分かろうとする」姿勢は共感的であり、行動や表現が多様な集団において他者理解を深める上で欠かせないソーシャルスキルであると言える。」

今日のプログラム:共感的な聴き方スキル(エクササイズ方式) エクササイズ:ちぎり絵

本時の目標:相手の思いを分かろうとして行動する(一人一人のイメージの違い(多様性)を理解しようとし(感受性)、協調する)

ターゲット・スキルは:・相手の考えや感情を想像する(共感するスキル)                   

・相手に合わせて自分の行動を変える(協調するスキル)