教室の笑いを洗い直そう

12月9日(月)いじめ撲滅集会

10名の保護者の方が参観にいらっしゃってくれました。ありがとうございました。

生徒会総務、各学年の学級長・副学級長の動画、よかったですね!

撮影やアンケートの集計等、お疲れ様でした!

学校だより第9号では、

「いじめ」という差別に立ち向かう、ということについて書きました。

昨日の集会では、「いじめ防止対策推進法」について話しました。

このホームページでも生徒のみなさんに向けて書きますので、

自分事としてよーく考えてみてください。

 

「教室の笑いを洗い直そう」

笑いは楽しいし、いつも笑って過ごせればいいんだけど、ところが、

笑いほどおそろしいものはないんです。実は、笑いは“差別”と隣り合わせに成り立っています。

笑いには、「感動笑い」と「差別笑い」があって、この2つの種類の笑いをごちゃまぜにして、笑いころげて、

楽しい楽しいと言っていると、教室の中に「さげすみ」(人を見下す態度)の芽がはびこってきます。

全国には、いじめが原因で大変な事件を起こして報道される学校があるけど、

そんな学校は気付いていないだけで、たいてい笑いに無頓着(全く気にしないで平気なこと)だったんです。

「笑ってはならないこと」は、人の死や病気、顔つきや体つき、成績や作品の出来栄え、持ち物や趣味、

失敗や不得意、人を取り巻く個人的な事情。

「笑いにふさわしいこと」は、困難を乗り切ったとき、仲間と力を合わせることができたとき、

素晴らしいものやことに出会えたとき、心と心が通い合ったとき、です。

ヘラヘラ、ゲラゲラ、笑い転げるくらいで楽しい教室だと言えません。

目をつりあげていじめるのではなく、いじめは笑いながらエスカレートするんです。

だから笑いは怖いんです。

今のは「差別笑い」だった、今のは「感動笑い」だった、というように、

いつも笑いセンサーを働かせてもっと笑いに敏感になってください。

教室は、「感動笑い」を満ち溢れさせる場です。

意地の悪い笑いを野放しにしないで、楽しい教室をつくってください。